大腸がんから復帰を目指す阪神原口文仁捕手(26)が7日、術後初めてチームに合流した。

この日、兵庫・西宮市内の甲子園クラブハウス、鳴尾浜球場を訪れ、矢野燿大1軍監督らチーム関係者にあいさつ。室内でトレーニングを行った。

取材に応じた原口は「本当にうれしい気持ちです。それとたくさんの人に支えられて、助けられて、お世話になって。本当、今日が迎えられたことに感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

診断結果を告げられたときは「『まさか自分が』という気持ちが1番にありました。やっぱり、この年齢で大きな病気にかかるとは、僕自身も思っていなかったので。驚きが1番でした」と振り返った。

取材の最後には、はっきりと目線を上げて誓った。「必ず今シーズン中に1軍の舞台、甲子園に戻って活躍したいと思っています。お立ち台に上がって、やりたいこともあるので、それを目標にしっかり今日から準備していきたいと思っています」

背番号94は、大歓声に包まれて甲子園に帰ってくる。