中日松坂大輔投手(38)が8日、名古屋市のナゴヤ球場室内練習場でキャッチボールを再開した。

沖縄キャンプ中にファンとの接触などで右肩に炎症を起こしてからは初めてで、北野コンディショニング担当を相手に10メートルから5メートルずつ距離を伸ばし、最長20メートル。しっかりと右腕を振りながら72球を投げ「少し助走をつけてですが、体全体を使って投げられている。少し前進できたかなと思います」と、回復への手応えを明かした。

キャンプを途中離脱した松坂は3月2日にネットスローを再開。この日の内容について「もう少し距離を伸ばしてもいいかなと思ったけど、焦らずに…。これから強度を上げていければと思います」と語った。キャッチボール再開前に松坂から現状報告を受けた与田監督も「かなりよくなってきてるということだったし、本人の表情も明るくなっていたので、ちょっと安心したな」と顔をほころばせた。先発ローテーション復帰へ、松坂が前進した。