2軍調整を続けている巨人上原浩治投手(43)が、川崎市のジャイアンツ球場で行われた教育リーグ・ロッテ戦で今季初めて実戦登板した。

先発野上が5回まで4安打無失点に抑え、上原は1-0で迎えた6回から2番手でマウンドに上がった。

2番加藤 134キロの直球で遊飛

3番清田 134キロの直球で一邪飛

4番安田 135キロの直球で左飛

球場スピードガンの最速は135キロで、1回を3者凡退に抑えた。

今春は宮崎で行われた2軍キャンプで1カ月調整。日本では11年ぶりとなるキャンプでフリー打撃に4度登板し、2月25日にはブルペンで109球を投げ込んだ。

キャンプ打ち上げ後の今月1日には、昨年10月にクリーニング手術した左膝について「もうほぼ気にせずにやっていますけど」と、良好な状態と説明していた。

5年ぶりの優勝を目指すチームにとって、昨季20敗を喫した救援陣は課題の1つ。新外国人の守護神候補クック、今季からリリーフに専念する吉川光が中心を担うが、守護神争いをしていた沢村が先発に転向。大江、桜井、坂本工らがアピールを続ける中、来月3日に44歳を迎えるレジェンド右腕が加われば、頼もしい存在になる。