中日のドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)が13日、1軍での実戦デビューする。この日の阪神戦前に与田監督が「打席に立たせます」と明らかにした。

根尾は、1月23日に右ふくらはぎの肉離れを起こし、2軍キャンプスタート。キャンプ中から与田監督は根尾の1軍合流の条件を、「万全に動けるようになること」と語ってきた。12日のウエスタン教育リーグ、ソフトバンク戦(ナゴヤ)で根尾は、通算100勝投手の中田から二塁内野安打を放ち実戦“初安打”をマーク。また守備面でも遊撃手として併殺を完成させるなどの動きも見せてきた。それらの状況を考慮し、この日の1軍招集に至った。

根尾は、午前9時30分にグラウンドに登場。アップから打撃練習、走塁練習、守備練習と初めての本拠地ナゴヤドームでの練習をこなした。根尾は「初めてなので、いろいろ感じたかった。独特の芝(人工芝)なので、早く慣れるようにしたい。初めて(1軍の)中に入ってやらせてもらう。しっかりプレーしたい」と、試合直前の抱負を口にした。この日は試合途中から代打で1打席立つ予定。その後の守備につくかは流動的だ。

14日の西武とのオープン戦(ナゴヤドーム)にも同行する。「今日(13日)の様子を見て考える」と、与田監督。この日の結果次第ではスタメンデビューの可能性もある。