高卒4年目のヤクルト高橋奎二投手(21)が、初の開幕ローテーションをグイッと引き寄せた。26日のイースタン・リーグ巨人戦(ジャイアンツ球場)に先発し、3回1安打無失点。

自慢の直球は最速148キロを計測し、すべて真っすぐで4三振を奪った。5番ビヤヌエバのバットも直球で真っ二つにへし折った。「球速よりもコントロールが自分の課題。でもしっかり腕を振って、コースがずれていてもファウルを取れたりすることがあったのでそこは良かった」と納得の表情だ。

ブキャナンが下半身のコンディション不良のため離脱。高橋にかかる期待はさらに高まった。「自分はまだ1軍の選手じゃない。もし(ローテで)投げられるのであれば、そのチャンスをしっかりものにできるようにと思ってオープン戦もずっとやってきた。今日もしっかりいい結果を残せたかなと思います」と笑顔で話した。