サブマリンが砲火を浴びせ続けた「マリンガン打線」を駆逐した。先発マウンドに上がったプロ2年目のソフトバンク高橋礼投手が7回114球、2安打1失点(自責0)の好投で2勝目を手にした。

「自分のテンポで投げようと思った。よかった球はないけど、ホームランとか意識せずに投げようと思った」。言葉通り、初回からリズムに乗った。あっさり3人で片付けると5回までに許したヒットは1本。6回2死三塁から中飛を柳田が取り損なって1失点したが、自責0の投球で自己最長の7回まで投げた。

連続死球を与えて招いた5回1死一、二塁のピンチは田村、藤岡を連続空振り三振。攻めの気持ちも忘れなかった。今季初登板となった3月31日の西武戦(ヤフオクドーム)でうれしいプロ初勝利を挙げて1週間。2つめの白星はあっさりともぎ取った。

まだまだ浮かれるわけにはいかない。「球数が多かった。少ない球数を心がけていきたい」。2戦7発を献上していたロッテ打線を封じ込めたが、味方打線の強烈援護もあった。「次はもう1イニング長く投げられるように頑張りたい」。期待のサブマリンはさらなる活躍を誓った。