ロッテ中村奨吾内野手(26)が21日、アクシデントに見舞われた。

日本ハム5回戦(ZOZOマリン)前の練習中に、本塁付近で清水将海バッテリーコーチ(44)と接触し、その場に倒れ込んだ。ノックで捕手への飛球を上げていた同コーチの打球が中村奨の方向に飛び、中村奨を守ろうと走った清水コーチと捕球しようとした中村奨が接触した。

中村奨はすぐに担架で運ばれ、習志野市の病院に直行。顔面挫傷と診断され、左目下を10針縫った。この日の出場は様子を見て判断する。清水コーチは一度は練習に参加しようと立ち上がったが、再び二塁付近で倒れ込み、病院へ搬送され、軽い脳振とうと診断された。大事をとりベンチ入りしない方針。

井口監督は「(中村奨の出場は)ちょっと厳しいんじゃないかなと思います。練習中のケガはもったいないというのはある」と話し、スタメンから外れた。

中村奨は昨季フルイニング出場し、今季も18試合にフル出場し64打数18安打で打率2割8分1厘、5本塁打、8盗塁。不動の3番打者としてチームをけん引していた。