楽天が逆転負けで今季初の4連敗を喫した。07年7月以来となる10試合連続本塁打の球団タイ記録も空砲に。2点を先制した直後の2回に逆転を許し、3回に再逆転も直後の4回に大量6点を失うなど、悪い流れを断ち切れなかった。

平成ラストウイークは黄金週間も重なり、楽天生命パークでの観客動員記録を更新した。平成元年生まれのジャバリ・ブラッシュ(29)が3回に逆転3ラン、5回にも反撃の2打席連発と気を吐いた。6回にはオコエがバットを折りながら3号。2点を追う8回2死一、二塁では、浅村がヘッドスライディングで三塁内野安打とした。「後ろにつなごうと思った」。平石監督は「一塁へのヘッドはケガのリスクがあるのに、気持ちが前面に出たんだろう。ああいうのを表現してくれるのは素晴らしい」とたたえた。

前日に続き大量リードされながら最後まで食い下がった。平石監督は「ファンが見たいのは勝ちゲーム。投手も打撃も守りに入らず、しっかり攻める気持ちを持ってやりたい」と、平成最後の試合で連敗を脱出するつもりだ。【野上伸悟】