パ・リーグの平成ラスト弾を放ったソフトバンク上林誠知外野手が、パ令和1号本塁打も狙う。

4月29日はパ3試合で一番遅い時間に4号2ランを放った。30日は空路で福岡に移動。その直前の新千歳空港で「下位打線ですから、無理でしょうね」と笑いながらも意欲をにじませた。

令和元年初日の1日、オリックス-ロッテ戦が午後5時開始と、ソフトバンクより1時間早い。だが、2つの時代の最後と最初をダブルで記録できる権利があるのは上林だけだ。

4月17日ロッテ戦の死球で打撲している右手甲には、この日も黒いサポーターをしていた。「まだ痛いですね。家でも冷やしたりします」と痛みは残っている。それでも29日の日本ハム戦は本塁打を含む3安打2打点の活躍を見せた。1日の楽天先発は左腕の辛島。昨季は7打数2安打0本塁打で今季は初対戦。「スローカーブのイメージが強い」。昨季は22本塁打中8本が左腕から。ホームランテラスもあるヤフオクドームで新時代にも名前を刻む。