楽天古川侑利投手(23)が6回4安打1失点も今季初勝利はならなかった。

1回1死からソフトバンクの2番周東、3番今宮の連打で先制を許したが、その後は最速147キロの直球にチェンジアップをふんだんに織り交ぜて粘投。5回は安打と2つの四球で2死満塁のピンチを背負いながら、松田宣を捕邪飛に仕留めて切り抜けた。今季チーム先発陣最多となる111球の力投だった。

昨季4試合の登板で3敗を喫した相手から7三振を奪うなど堂々と立ち向かったものの、リードを許しての降板となり「ボール自体は強かったですし、コーナーも突けましたけど、全体的に高かったですね。それに、ランナーを背負うことが多く、いいリズムを作れませんでした。初回、簡単に1点を与えてしまったのが悔いが残りますね」と唇をかんだ。