駒大は9回の追い上げも及ばず連敗。勝ち点0の最下位で終えた。

連敗は、立正大戦だけだった。それ以外の大学からは1勝ずつ挙げたが、2勝目が遠く、勝ち点を奪えなかった。大倉孝一監督(56)は「細かいところ。全部、ミスが絡んでいる。どうなくすか」と敗因を分析した。「投手のクイック。パスボール。1ストライクから見せ球でいいのに(ストライクに)入れたり。選手は意識しているが、やりきれていない」と指摘した。

今季は「育てる」と、苦戦覚悟で臨んでいた。「育ったまではいかないが、今回は材料ですね。こういう野球をすると最下位になるよ、という」と振り返った。言い訳にはしなかったが、世田谷のグラウンドが改修中で、実戦形式の練習が制限されるハンディはあった。

2部首位との入れ替え戦に臨む。2部は混戦で、専大、青学大、拓大、日大の4大学に首位の可能性が残る。大倉監督は「入れ替え戦まで、どう詰めるか。2年前は下から挑戦した。今回は1部の最下位。できる限りの準備をします。洗い出しのチャンスです」と締めくくった。

17年秋に2部から1部に昇格。昨年は春3位、秋は立正大と同率1位(プレーオフで敗れ、優勝はならず)と健闘した。昨秋の1位チームが、最下位に。大倉監督は「別のチームですから」と話すが、戦国東都の厳しさを示している。