プロ野球「日本生命セ・パ交流戦」が4日に開幕します。パ・リーグ各球団の担当記者が、交流戦までのリーグ戦での収穫と誤算、交流戦での見どころを紹介します。



楽天


交流戦通算20勝の岸。左太もも裏痛から復帰2戦目だった1日のソフトバンク戦で今季勝利。ローテ通りなら、最初の登板は交流戦カード別自己最多7勝の中日戦。得意の相手を封じて波に乗る。【亀山泰宏】




日本ハム


勝負強い中田が復活できるか。今季は得点圏打率が0.207と低迷も昨季の交流戦は同5割で1位タイ、22打点はトップだった。主将が多くの打点を稼げば、チームが混パを抜け出す上昇気流に乗る。【木下大輔】




ソフトバンク


過去14年で7度1位に輝く得意の交流戦。周東ら若手の勢いに期待。左肩痛からベテラン和田が2年ぶりに復帰し先発するか。5月絶好調のデスパイネが左翼を守るのかにも注目だ。【石橋隆雄】




西武


山川の本塁打ペースに注目。昨季は18試合5発とペースをほぼキープして、本塁打王まで走り抜けた。今季は昨季2発放った横浜スタジアムでのDeNA戦もある。追い風にできるかカギを握る。【栗田成芳】




ロッテ


若手の台頭とベテランの踏ん張りがかみ合っている。投手陣では17年勝ち頭の二木を筆頭に岩下、種市がローテーションを回り、打者では荻野、清田らベテランが好調を維持しチームを支えている。【久永壮真】




オリックス


オリックス注目は昨季交流戦MVPの吉田正だ。期間中は打率3割9分7厘、3本塁打、10打点を記録。開幕5戦で1安打と出遅れたが、状態を上げてきた。今季もセ界投手陣を相手に打ちまくる。【古財稜明】