日本ハム清宮幸太郎内野手が、初対決へ心を躍らせた。28日ソフトバンク戦(札幌ドーム)を前に、対戦する可能性のある千賀について口にした。「まだ対戦したことがないのですけど、(昨年の)CSの時に近くで見ていた。スピードと変化球全てを兼ね備えている。日本で1番の投手」。球界を代表する投手との勝負を心待ちにした。

最速161キロの直球に加え、驚異的な落差がある「お化けフォーク」を持つ千賀は、今季もソフトバンク投手陣の中心。ここまで13試合に登板し、7勝2敗、防御率はリーグ2位の1・96と、1人で“貯金”5という安定ぶりだ。奪三振率は両リーグ通じてダントツの12・03と、今の球界で最も打ち崩すのが難しい投手だ。

それだけに、清宮の復調が待たれる。直近の5試合11打数で、1本塁打はあるものの、わずか3安打。先発した22日の中日戦(ナゴヤドーム)では4打数4三振を喫するなど、バットは湿りがちだ。3連敗中と苦しんでいる日本ハムの攻撃のキーマンは「もし出られたらうれしい」と控えめだが、そのバットに期待がかかる。