中日が伏兵の先制打で天敵の阪神先発青柳晃洋投手を打ち崩し、今季初の4連勝を飾った。

2回1死から2四球1安打で満塁とすると、8番加藤匠馬捕手が右翼線に2点二塁打。この回打者10人5安打2四球の猛攻で5点をたたき出した。

打線は試合前時点で青柳を相手に対戦6試合で防御率1・80と抑え込まれ、今季は4月29日のナゴヤドームでプロ初完封を献上していた。

4回5失点で降板させるきっかけを作った加藤はプロ2度目の猛打賞も記録し「前回と同じ投手で同じ球場。先に点を取ってチームを楽にしたかった」と笑顔。プロ5年目で初めてお立ち台に上がり、「緊張しました。何をしゃべったのか覚えていません」と照れ笑いしていた。

青柳をKOしての4連勝には、与田剛監督も「前回ピシャッとやられていた。交流戦明け初戦で無様な負け方はしたくなかった」と納得顔だった。