阪神先発のオネルキ・ガルシア投手が投打に奮闘したが、甲子園初勝利はまたお預けになった。

初回2死二塁で、岡本の打球が右足首内側を直撃するアクシデント。グラウンドに倒れ込むように尻もちをつき、苦しみの表情をみせた。「もちろん痛いですけど、試合に出ている限りは投げ続けたいので。すぐ治ると思います」。

だが屈強な助っ人は動じなかった。2回以降は尻上がりに調子を上げ7回まで0封。8回にビヤヌエバの二塁打、バント、内野ゴロの間に決勝の1点を失ったが、わずか4安打で先発の役割は十分は十分果たした。「自分の仕事ができたことには満足しています。結果はこうなってしまったけど、これがベースボール。次にみんなで勝てるようにやっていきたいです」。4敗目にも前を向いた。

打っては3回1死一塁で試みたスリーバントが勢いよく転がり内野安打になるなど、来日初の1試合2安打をマーク。「それにも満足しています。スーパーマンのように投打ともに頑張りたかったんですけど、残念です」。次回こそ白星をプレゼントしたい。

▽阪神福原投手コーチ(ガルシアについて)「ゲームも作ってくれましたし、ゴロも途中多かったですし。良かったと思います」