阪神原口文仁捕手(27)が今季初アーチを放った。18年末に大腸がんを宣告され、手術を経て6月に1軍復帰。シーズンでの1発は昨季9月6日広島戦以来332日ぶり。

<原口復活の道のり>

◆がん診断 昨年末、人間ドックを受診し、大腸がんと告げられる。

◆手術報告 1月31日にツイッターで「先日、無事に手術終えました。順調に回復してます」と報告。

◆2軍合流 3月7日、2軍に合流。鳴尾浜の室内でトレーニングを始める。

◆1軍復帰即タイムリー 6月4日に1軍登録され、ロッテ戦9回に代打で登場し、適時二塁打。

◆240日ぶり1軍甲子園 6月7日日本ハム戦で、6回代打で登場。

◆ただいま!サヨナラ打 6月9日の日本ハム戦で同点の9回2死二、三塁で代打に。中前にサヨナラ打を放った。お立ち台で「ただいま!」と絶叫。

◆球宴で本塁打 7月12日のオールスター第1戦で、9回2死一塁でコールされ、オリックス山本から左中間スタンドへ運んだ。

◆夢の2打席連続弾 7月13日の球宴第2戦で、「7番DH」で先発出場。2回の第1打席で、前夜に続き2試合にまたがっての2打席連続本塁打を放った。