左膝裏肉離れで離脱中のソフトバンク柳田悠岐外野手(30)が、負傷した4月7日ロッテ戦以来、123日ぶりに実戦復帰した。

「4番・指名打者」でスタメン出場。大歓声で迎えられた2回の第1打席は広島先発ケムナの148キロが右臀部(でんぶ)を直撃する死球。二進、三進後、美間の右翼線適時二塁打で生還した。3回の第2打席は3球スイングの3球空振り三振。2打席で退いた。

約4カ月ぶりの実戦を終えた柳田は「4カ月かかったことを思い出した。よく打席に立ったなと思います」と目頭を熱くした。ケガからなかなか復帰できなかった不安などが一気に思い出されたのか、タオルで顔をぬぐった。

「スイング自体は普通にできている。そこから投手に合わせていく」と話した。今後も2軍戦に出場し、守備なども行いながら1軍復帰への準備をする。