2軍再調整をスタートさせた阪神藤浪晋太郎投手(25)が10日、ウエスタン・リーグ中日戦(高岡)に先発し、6回を8安打4奪三振3四球の4失点で降板した。投球数は91だった。

大阪桐蔭の後輩にあたる中日ドラフト1位根尾には1打席目から中前打、右前打と2打席連続安打を許したが、5回2死一、三塁ではカットボールで空振り三振に仕留めた。

立ち上がりは2回まで無四球1安打無失点と安定。3、4回は右打者内角への抜け球がやや目立ち始め、4回2死二塁から5番石川駿に先制の中前適時打を許した。

5回は無死一塁から投前犠打を一塁へ悪送球してピンチを拡大し、1番滝野に詰まりながらも中前適時打を浴びた。

6回は簡単に2死を奪うも、2四球1安打で2死満塁とされ、9番A・マルティネスにはカットボールで左翼線2点二塁打を決められた。

今季1軍初登板となった1日中日戦(甲子園)では5回途中を8四死球で1失点と制球難を克服できず、翌2日に出場選手登録を抹消されていた。

2日の鳴尾浜では「基本はやることは変わらない。昨日に関しては、自分の準備してきたモノを、こうしたいと思ったモノを出せなかった。そこの技術をもっともっと固めることに尽きる」と強調していた。