試合前のファーストピッチにアイスホッケー「ひがし北海道クレインズ」の主将のFW上野拓紀とGK脇本侑也が登場した。

上野は、マウンドの手前からボールではなくパックをホームベース上で構えていた脇本に向かってシュート。高く浮いて、バックネット裏のフェンスへ飛んでいった。上野は「緊張しました。マウンドからシュートを打つ日が来るとは思わなかった。温かい声援をいただいて、うれしかった」と笑顔で振り返った。

同チームは3月限りで廃部となった「日本製紙クレインズ」の後継チーム。釧路を本拠地として、アイスホッケーのアジアリーグに19-20年シーズンから参戦する。チーム存続が不透明だった3月24日には、有志団体が札幌ドームで行ったチーム存続を訴える署名活動に巨人へ移籍する前の鍵谷や日本ハム杉谷、斎藤が自主的に参加したこともあった。

上野は「選手のみなさま、関係者のみなさまも署名活動にご協力していただいたので、感謝の気持ちも伝えたかった。今日、こういう形で参加できて、本当によかったです」と笑顔を見せていた。