阪神先発の青柳晃洋投手(25)が7回8安打1失点も、痛恨の1球に泣いた。

先発予定だった27日同カードが雨天中止となり、今季2度目のスライド登板。13日中日戦(7回6安打無失点)、20日DeNA戦(52/3回6安打無失点)と2戦連続無失点の右腕は、チーム単独トップの7勝目を目指してマウンドに上がった。

毎回、安打や四死球で走者を背負うも、粘り強い投球。緩急を使って要所をしのぎ、得点を与えない。5回には連打で無死二、三塁のピンチも、2番京田を空振り三振。続く福田、ビシエドを連続で三ゴロに打ち取り、本塁を踏ませなかった。

しかし6回。1死無走者から6番阿部に甘く入ったスライダーを左中間席へ運ばれ、先制点を許した。

7回105球を投げて最少失点も、リードを許して7回でマウンドを降りた。

打線は青柳を援護できない。今季3度目の先発で初勝利を狙う小笠原の前に沈黙。初回、先頭の木浪が左前安を放ってからは、6回1死まで無安打に封じ込まれた。7回途中で降板した左腕に3安打無得点。7回には2番手藤嶋から2死二、三塁の絶好機を作るも、8番梅野の代打鳥谷が二ゴロに倒れ、得点はならなかった。