阪神近本光司外野手が貴重な追加点をたたき出した。1点リードの5回2死一塁。カウント2-1で一塁走者の梅野がスタート。その局面で、高めにきた直球をたたき、ライト亀井の横を抜ける強い打球を放ってみせた。梅野を本塁に迎え入れ、俊足を飛ばして一気に三塁へ。今季133安打目は、両リーグトップタイとなる7本目の三塁打だ。

近本 梅野さんが走ったのが見えていたので、外野へ抜けてくれたらと思っていた。つなごうと思ってたので、結果的に間を抜けたりしたので良かったです。

1回には1死一塁から一塁走者として二盗に成功。直前に自身が出塁したのは無死一塁からの併殺崩れだったが、27個目の盗塁を決め、好機をつくり直した。

夏休み最後の日曜日で、甲子園には多くの子どもが来場していた。「小さい子も見えていたので、そういう子どもたちに、いい1日やったなとか、印象に残る1日だと思ってもらえたらうれしいですね」。お立ち台では、次週遠征に出ることに触れ「勝って(甲子園に)帰ってきます」と約束。バットと足で、さらにチームを勢いづける。