巨人はアレックス・ゲレーロ外野手の逆転2ランで競り勝ち、自力でマジック5とした。

原辰徳監督(61)は、前日に9回1死満塁のサヨナラの好機で凡退するなど、4打数無安打だったゲレーロの本塁打に「何というかチームにとってもね、本人もかなり落ち込んでいたという点でね、まさに起死回生だったんじゃないでしょうかね」とたたえた。

7回には代打石川のソロで1点差に追い上げた。

「もちろん彼の思いきりの良さが出たし、少しでも勢いのある人がグランドに立った方がいいだろうということでね、彼を残していい形になったと思いますね」。

先発菅野は4回4失点で降板したが、救援陣が粘り、競り勝った。

「こういう状況の時にはね、みんなで力を出し合うというね。そういう意味ではブルペン陣、よく頑張ったと思いますね」

マジックが減り、5年ぶりの優勝が近づいてきた。

「まだまだが『またまた』ぐらいになったかなと。濁点は取れたよね」と着実に前進している。