阪神の西勇輝投手(28)ら先発陣が1日、甲子園で投手指名練習に参加して汗を流した。

チームは土壇場からの6連勝で大逆転でのCS進出を決め、5日からクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで2位DeNAとの3連戦(横浜)に挑む。

キャッチボールやダッシュなどで調整を行った西は「今、勢いあると思う」とチームの上昇ムードを実感。自身も9月21日広島戦(甲子園)、同28日DeNA戦(横浜)で連勝し、6連勝に大きく貢献した。

同6試合の中では先発陣とリーグトップの防御率を残した救援陣によって、42イニング連続無失点(2リーグ制以降球団最多)も記録。右腕は「6連勝した時『1点取れば勝てる』みたいな中継ぎの安定感は、1年間を通してものすごい素晴らしいと思いました。先発陣からしたらすごい頼もしかった」と感謝した。

この日、同じく練習に参加した青柳や高橋遥ら若手の良き手本となっているエースは「今は先発で、良い意味で先頭に立てていると思う。気持ち的にも引っ張っていくという気持ちが強い」と力を込めた。「まずは横浜戦を無事に勝って、東京(1位巨人戦)に行けるように。チーム一丸となって、みんなと1日でも長く2019年をやっていければ良いなと思います」と意気込んだ。