巨人が、9日から始まるCSファイナルステージに向け、東京ドームの全体練習で緊張感たっぷりのノックを行いハートを刺激した。

アウトカウント、走者を想定した上で、27連続ノーミスでアウトを取れば終了のシートノックを敢行。原監督が「練習で緊張感を持たせたかった。思惑以上の効果」と話したように、本番さながらの声掛けがグラウンドに響き、1プレーへの集中力が高まった。

アウトを重ねるごとに緊張が増した。1回目は9プレー目で大城が悪送球し、2回目は12プレー目でカットプレーのミス。3回目は大城が19プレー目に失策し、4回目はメルセデスが16プレー目に失策した。5度目のトライで山本が遊ゴロさばいて最後を締め、歓声が上がった。坂本勇は「いい練習ができた」と話し、小林は「いい緊張感でやれた」と約50分間のノックを振り返った。