ロッテは3日、伊志嶺翔大外野手(31)ら8選手に来季の契約を結ばないと通達した。

伊志嶺は10年、ドラフト1位として入団。11年に126試合に出場し32盗塁を記録するなどルーキーイヤーから活躍した。しかし近年はケガや若手の台頭で出場機会が減少。9年目の今季は初めて1軍登録がなかった。「ここ数年はケガも多かったし、1軍の戦力にもなれなかった。今年1年若い子に負けないとやってきたので、やってきたことに後悔はない。トライアウトも受けないので、高い確率で引退すると思う」と引退を示唆した。

ともに戦力外通告を受けた李杜軒内野手(31)、阿部和成投手(30)は現役続行を希望。関谷亮太投手(28)、大木貴将内野手(27)は今後について未定とした。また大嶺祐太投手(31)、高浜卓也内野手(30)、島孝明投手(21)には育成契約を打診すると見られる。

李杜軒 とりあえず現役にこだわってという気持ちはある。やりきったと思って野球をやめたい。

阿部 ちょっとこだわってみようと思う。どこか取ってくれる球団があれば1年でも2年でもやれたらなと思う。(ロッテには)12年間お世話になったのでありがたい気持ちが大きい。

関谷 覚悟はついていた。どうするかも決めていないので、いろんな人たちと話し合って決めたい。

大木 特にまだ決めていない。もしかしたらプレーヤーとして野球はもう終わりにするかもしれないし、これからよく考えてやっていきたい。