勝ち点2で並んでいた中大と国学院大の第3戦は、中大が最少得点を守り抜き、勝ち点3で単独首位を守った。

3回1死一、三塁で五十幡亮汰外野手(3年=佐野日大)の右翼線への適時二塁打で奪った1点を、先発の植田健人投手(2年=興国)から後藤茂基投手(2年=城西大城西)への継投で守りきった。

守備では6回1死一、三塁で鎌仲純平外野手(4年=北海)の右飛を森下翔太外野手(1年=東海大相模)が本塁へストライク返球。タッチアップした三塁走者を刺しピンチを脱した。

試合後の清水達也監督は「ピッチャーがよく頑張ってくれた。後藤が最後を締めてくれた。守りもきちんとできているからこういう試合ができると思います。植田には最初から飛ばせと言ってありました。植田と後藤の2人で1試合をという考えでした」と、狙い通りの継投でしのぎ切り、ほっとした表情で笑った。

▽中大・森下翔太右翼手(6回1死一、三塁からの本塁返球で併殺に仕留め、同点阻止)「ワンバウンドになりましたが、いい球が行きました。状態のよくないバッティングを引きずらず、いい守備ができました」

▼国学院大・鳥山泰孝監督(あと1本が出ず、完封負けで自力優勝が消え)「お互い粘って、粘っての試合でした。詰めが甘かったと思います。ウチには悔しい負けです」