リーグ2連覇の西武が4連敗を喫し、2年連続でCSファイナルステージ敗退となった。辻監督も「非常に残念。つながりのある打線にやられた」。昨季CSでは男泣きしたが、今年は涙はなかった。

「超総力戦」に敗れた。CS初登板の先発本田が4回途中3失点と、4試合連続で先制を許す展開。「2本のソロはどちらとも失投。もったいなかった」と悔やんだ。4回途中で平良を2番手で投入。5回途中からルーキー松本航がマウンドに上がったが、6回に今宮に1発を浴びた。

強力打線も振るわなかった。中盤にメヒアと山川のソロで見せ場は作ったが、ソフトバンクの盤石の継投に屈した。投手陣をカバーしてきた山賊たちも、まさかの4連敗に肩を落とした。選手層の違いを痛感させられた幕切れ。辻監督は2年契約最終年となる来季に向け、「(今季の)リーグ優勝は誇りだけど、もう1つ上に行くためには引き出しを増やしていかないと強くなれない」と雪辱を誓った。