DeNAにドラフト2位指名された立命大・坂本裕哉投手(22)が貫録の投球を見せた。運命の日から一夜明け、同大戦に先発。最速145キロの速球をコースに投げ分け、6回を2安打無失点に抑えた。

「指名に恥ずかしくない投球をしようと思った。この仲間と一緒にやるのも最後になるので、楽しみたかった。ベストを尽くしながら楽しもうと。昨日はうれしくて気持ちが上がったが、切り替えて落ち着いて投げられました」。大学最終登板になる可能性のある一戦を笑顔で振り返った。

大学の2学年先輩の東とも電話で話し、祝福を受けた。2年時に同部屋で、野球に取り組む姿勢に影響を受けた。「即戦力で取ってもらった以上、1年目から活躍したい。任されたところで投げてチームを勝たせられる投手になりたい。全ての面で成長できた4年間だった。プロを目指してやってきたので、間違いじゃなかったと昨日分かったことがうれしかった」と話した。