「マスターズ甲子園2019」が9日開幕し、初出場のPL学園(大阪)はエース桑田真澄氏(51=野球評論家)が投打に大活躍して利根商(群馬)戦の逆転勝ちを導いた。

   ◇   ◇   ◇

桑田氏が清原和博氏(52)について言及した。PL学園では「KKコンビ」として、桑田氏がエース、清原氏が4番として5季連続で甲子園に出場し、聖地を沸かせた。清原氏は野球界に復帰しつつあるが、今大会には予選から不参加。「キヨもね、いずれ一緒にプレーできる時がくれば。僕もうれしいし、ファンの方もうれしいと思う」と再び2人で聖地に立つ日が来ることを願った。

◆KKコンビの甲子園 83年夏、1年生ながら清原が4番、桑田がエースとして甲子園に出場。準決勝では水野擁する優勝候補・池田(徳島)を撃破し全国制覇を果たした。その後もセンバツ、選手権と5季連続出場し、85年夏に2度目の優勝。準優勝2回、4強1回と圧倒的な強さを見せた。桑田は戦後初の甲子園通算20勝(3敗)、清原は歴代最多の通算13本塁打を放った。桑田は打撃でも通算6本塁打を記録している。