日本プロ野球選手会が、出場機会の少ない選手を対象とした「現役ドラフト(仮称・ブレークスルードラフト)」の20年シーズンからの導入を改めて強く要望した。

20日、都内で日本野球機構(NPB)との事務折衝が行われた。巨人炭谷銀仁朗選手会長(32)は「その1年で人生が変わる選手もいるかもしれない。早いに越したことはない」と話した。来夏は東京五輪で中断期間もあるため、開催時期については柔軟な姿勢を示した。一方で対象とする選手の選定について両者での協議が続いている。選手関係委員会の阪神谷本修委員長は「規約に関わってくるので、来年からやるとすればリミットは近づいていると思う。12月である程度、12球団で方向がまとまっていないと。1月でギリギリかな」と慎重だった。