18番が似合う男になる! オリックス山本由伸投手が来季から背負う「18番」のユニホームを初めて着用した。この日、「Bsファンフェスタ2019」が京セラドーム大阪で開催され、その場でお披露目した。

「18番はかっこいいなと。(歴代の)山口和男さん、酒井勉さん、岸田護さんはすごいお世話になっている方々。山口スカウトは自分をプロに入れてくれた方。一緒の背番号をつけて、恩返しできるように活躍したい」

来季でプロ4年目を迎える右腕は、侍ジャパンでも存在感が光るほどに成長した。「ずっと前から(同スカウトに)『いずれは18番をつけてほしい』と言ってもらっていた。とてもいい番号なので、その番号に合った選手になりたい。4年目になるので一流選手になれるように頑張ります」。

高卒3年目の今季は最優秀防御率のタイトルを獲得。プレミア12でも「8回の男」として世界を相手に躍動した。「まだまだ野球人生はこれから。あらためて頑張りたいと思います」。20年東京五輪への出場も視野に入るが、まずはオリックスのエースになり、マウンドに君臨する。【真柴健】

◆オリックスの背番号18 前身の阪急での初代エース野口二郎が1942年(昭17)にマークした年間19完封勝利は、現在もプロ野球最多タイ記録。ガソリンタンクの異名で剛球を投じた米田哲也の通算949試合登板、350勝はいずれも球界2位を誇る。オリックス球団初年度の89年に入団した酒井勉は9勝を挙げて新人王。山口和男は最速158キロの快速球右腕として活躍した。