楽天浅村栄斗内野手(29)がパ・リーグの二塁手で4年連続4度目のベストナインを受賞した。西武時代の13年に一塁手で1度受賞している。

FAで楽天に加入1年目の今季は全143試合に出場し、自己最多の33本塁打。打率2割6分3厘、92打点をマークした。「今年はとれないと思っていたので本当にうれしいです。4年連続ですけど、今まで一番悪い成績。ホームランこそキャリアハイでしたが、アベレージも打点も自分の中ではよくなかった。毎年(シーズンが)始まる前にベストナイン、ゴールデングラブ賞というのは目標に掲げてスタートしている。結果的にとれて驚いてますしうれしく思います」と数字には満足していないが、ベストナインの称号を手にし喜びを示した。来季へ「今年みたいな成績だとたぶん選ばれないと思うので、来年こそは圧倒的な成績を残して『やっぱり浅村だな』と周りからもそういうふうに言われるような1年にしたい」とさらなる活躍を誓った。

この日は仙台医療センターでの「イーグルスホームランチャリティー supportedbySMBC日興証券」の車いす贈呈式に出席。7月19日ソフトバンク戦から本拠地楽天生命パーク宮城での1軍戦での1本塁打ごとに東北エリアのこども病院、福祉施設に車いすを1台寄付する企画で計25台を寄付した。期間中に6本塁打を放った浅村は同センターの小児科病棟の子どもたちと交流し「困っている人が自分のホームランで助けられる、貢献できることは大変光栄。これからも続けていきたいという気持ちはあります。やっぱり(社会貢献活動に)力を入れて、目を向けて行きたいという気持ちもあった。それがキャリアハイにつながったかもしれない」と相乗効果を口にした。