オリックス若月健矢捕手(24)が29日、大阪・舞洲で契約更改交渉に臨み、500万円増の年俸4500万円でサインした。今季は正捕手として116試合でスタメンマスクをかぶり、自己最多の138試合に出場。しかし、打率1割7分8厘と打撃がふるわず、試合中盤で代打を送られるシーンもあるなどで規定打席には届かなかった。

若月は「しょうもないバッティングしかできなかった。最下位なので…捕手は勝ってナンボのポジションなので、悔しい」と話した。打撃力向上へ、オフは「(打撃フォームも)一から見直す。(自主トレは)隠れてやります。2月1日に変わったなと思ってもらえるように」と意欲を示した。打率2割6分を目標に本塁打増も狙う。

選手会長として、京セラドーム大阪の「水風呂をもっとキンキンに冷やしてほしい。(舞洲の2軍球場の)バックスクリーンが見にくいので改善を」と要望したという。来季は打撃のいい頓宮が捕手で勝負する。ライバルも増えるが、若月は「もう1度正捕手をつかみ取るつもりでやりたい」と前を見すえた。

(金額は推定)