東京6大学野球の東大は22日、都内の東大グラウンドで「4年生VS1、2、3年生」による恒例の引退試合を行った。

金属バットと軟式ボールで実施。本来のポジションとは異なるポジションでプレーするルールだった。主務や女子マネジャーも参加。ホームを踏んだ時など、女子マネジャーは試合中から順番に胴上げ。4年間への感謝を示された。珍プレーも続出。笑い満載の試合となった。

6回を終え、7-7の同点。ここで、4年生チームは小林大雅投手(4年=横浜翠嵐)が登板した。違うポジションでプレーしないといけないはずが、同点の終盤にエースが登場。ルール破りの起用に、4年生たちの“本気度”がうかがえた。小林大は、鋭く落ちる変化球と右打者の胸元を突くクロスファイアを連発。公式戦さながらの組み立てで、この回を0に抑えた。すると、4年生チームはその裏、2点を勝ち越し。結局、11-10で逃げ切った。

今年の主将を務めた辻居新平外野手(4年=栄光学園)は「楽しかったです。あとは存分に野球に集中して、頑張ってもらいたい」と後輩たちにエールを送った。