中日与田剛監督(54)が、9年ぶりの優勝へ決意を新たにした。都内で就任2度目となる12球団監督会議に出席。

その中で3人に熱い視線を向けた。昨年4度目の日本一を達成したソフトバンク工藤監督、パ・リーグ覇者の西武辻監督、3度目の就任1年目にリーグ制覇を果たした巨人原監督だ。「日本一、リーグ制覇した方もいる。自分も仲間入りしたい」。昨年は4勝した新人梅津や3勝の19歳、山本ら若手を伸ばすなどチームの底上げを図ったが、クライマックスシリーズ進出を目前で逃して7年連続Bクラスの5位に終わった。勲章を得た指揮官たちとの彼我の差にいやが上にも刺激された。

今季からセ・リーグで指揮を執る2人の新人監督にも注目した。3月20日の開幕戦で当たる広島佐々岡新監督とは89年ドラフトでともに1位入団した同期。「年下だけど非常に尊敬する野球人。いい戦いをしたい」と対戦を待ち望んだ。もう1人は亜大の3学年下の後輩、ヤクルト高津新監督だ。「後輩だけど、非常にすばらしい経験を持っている。(セ・リーグに)手ごわい監督がどんどん増える。しっかりしないといけない」と気を引き締めた。【伊東大介】