目標は、でっかく史上最多更新だ。東京6大学野球の早大にアスリート選抜入試で合格した山梨学院・野村健太外野手(3年)が5日、東京・東伏見の同大グラウンドで練習に合流。

履正社・清水大成投手、習志野・飯塚脩人投手、東邦・熊田任洋内野手ら同期とともに大学野球をスタートさせた。高校通算53発の大砲は「(リーグ)本塁打記録は塗り替えたい。最多は高橋由伸さんです。24本ですか?」とスラスラ話した。

正確には23本だが、1本多めに言うぐらい意識は高い。高校時代は「山梨のデスパイネ」の異名を取った。引退後も、ほぼ毎日トレーニング。トラックのタイヤ引き50メートル×10本を自らに課し、両太ももはパンパン。昨夏より4キロ増の体重97キロとなり「下半身が安定しました」。小宮山監督も「動けるなら、どんな体でもいい。デスパイネだよ」と期待を寄せた。