中日のドラフト1位・石川昂弥内野手(18=東邦)が12球団の新人最速アーチへ意欲を見せた。

5日に、沖縄・読谷村小中学校給食交流会で、古堅南小学校を訪問し、児童と触れあった。「小学生で夢や目標を持って、それを口にする子は少ないと思う。だから夢や目標を家族や先生、友達に話して、たどり着けるように努力をして欲しい」とメッセージを送った。

お手本を見せるように春季キャンプでの目標を口にした。「まずは1本、ホームランを早く打ちたい」。2軍読谷キャンプでは、3日に初の実戦形式となるシート打撃でいきなり二塁打を放った。それに満足することなく、プロ初本塁打を求めた。目標実現に絶好の舞台がある。7日に予定される沖縄電力との練習試合(読谷)で12球団のルーキーで最速となる対外試合デビューが決定。高卒新人では異例とも言える三塁&クリーンアップで先発出場する。「結果にこだわり過ぎないように、いろんな球を見て、経験を積みたい」と初陣への思いを語った。

小学生たちに話した最終目標は「日本代表に選ばれ、4番を打つ。3冠王も取る」。竜の若き主砲候補がデビュー弾を放つか、乞うご期待だ。【伊東大介】