オリックスの新主砲候補、アダム・ジョーンズ外野手(34=ダイヤモンドバックス)が、実戦デビューを前に、日本のエースと対戦する。西村監督が13日、宮崎キャンプでのジョーンズの初実戦について「18日の紅白戦。その前に17日にシート打撃がありますが、そこにも入るというところです」と明かした。

17日は山岡、山本が投げる予定で、19年プレミア12の世界一投手陣とメジャー282発打者が顔合わせする可能性が浮上。山岡は対打者の感覚をつかむ上でも「打席に立ってくれたらうれしいですね。投球を見たい、と言ってくれていたようです」とジョーンズのシート打撃参戦を歓迎した。

この日もジョーンズはブルペンで、増井、海田、神戸、鈴木優の投球を見て目慣らし。キャンプイン以来「いろんな投手の球種、投げ方、足の上げ方などを見ていきたい」と積極的に投球練習の打席に立つ。投手陣の知識を得るのと同時に、内外角のストライクゾーンも確認しながらシーズンに備えている。直球、変化球ともに一級品の山岡、山本相手の“腕試し”を経て、初の実戦に向かう。【堀まどか】