阪神の新外国人ジェリー・サンズ外野手(32=韓国・キウム)が助っ人では異例の休日返上でトレーニングを行った。

3度目のキャンプ休日に朝一番で室内練習場へ足を運び、ウエートトレーニング。「自分のスケジュールの中で、やらなければならない時はしっかりやっているよ」と黙々と汗を流した。「朝にトレーニングするのが好きなんだ。練習の後の疲れた状態より、朝のコンディションがいい中でやったほうがためになる」。19年韓国プロ野球で113打点を挙げ、打点王に輝いた期待の助っ人が練習熱心な姿勢を見せた。

日本にも着々となじんでいる。13日からキャンプに合流したシーツ駐米スカウトからは「ピッチャーがどのように攻めてくるとか、球場以外ではどういう風に過ごしていけばいいとかを聞いたよ」。16日の楽天戦では初の外野守備に就き、ライナー性の打球をジャンプ捕球するなど軽快にプレー。実戦ではまだ無安打だが、快音が響く日は近い。