ヤクルトのドラフト1位奥川恭伸投手(18=星稜)が22日、プロ入り後初めてブルペン投球を行った。
1月の新人合同自主トレ中に右肘に軽い炎症が見つかり、宮崎・西都2軍キャンプで慎重に調整を進めてきた。
立ち膝の小山田ブルペン捕手を相手に、直球を22球。久々のブルペンに笑顔を浮かべ、終了後は捕手とグータッチもした。
池山2軍監督は「今日はキャッチボールが一番悪くて、ちょっと大丈夫かなと思っていた。ブルペンに入る前に投手コーチと修正してきて、さすがだなと思った。久しぶりにすごいボールを見た」。
小山田ブルペン捕手は「キャッチャーミットまで糸を引くというか、落ちてこない。吹き上がってくる素晴らしいボール。体感で145キロは出ている。150キロ近く出ているのでは」と話した。
◆奥川のここまで
1月7日 新人合同自主トレがスタート。キャッチボール(CB)など。
12日 CB、初めての遠投で、最大80メートルの距離を約15分間。
14日 CB、最大70メートルの遠投など。
15日 オフ。横浜市内の病院で検査を受け、右肘の軽い炎症と診断される。
16日 小川GMがノースロー調整を発表。
2月1日 宮崎・西都でキャンプイン。シャドーピッチング解禁。
3日 ネットスローを再開し38球。
7日 キャッチボールを再開。最長は30メートル。
18日 一塁から三塁に投げるサードスローを開始。
19日 室内で打撃練習開始。
21日 プロ初のフリー打撃。
22日 初ブルペン。