張本勲氏(79)が23日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。ロッテのドラフト1位ルーキー、佐々木朗希投手(18=大船渡)を絶賛した。

張本氏はロッテキャンプを2日間取材。佐々木のブルペン投球も真後ろからチェックし、初対面も果たした。

「佐々木の話をする前に『あっぱれ!』をあげてください。佐々木が動くと大変な数の報道陣、ファンが動くんですよ。で、キャッチボールして、(球団の)広報担当と2人で真っすぐこっちに来るから、どこ行くかと思ったら私の方へ来るわけですよ。こんな広報担当、高橋っていうんですかね、どうでしょう。筋を通す。マナー、エチケット、私は一応(ロッテの)大先輩ではあるけども、この球団におったから。先輩だから挨拶しなさいと。私はねえ、こういうことには弱いじゃない。胸がずーんときてねえ。後ろから『ありがとう』と言ったもんですよ」とまずは古巣ロッテ球団の対応に感謝した。

そして「すごいピッチャーが出てきたなと思いましたね。驚いたね。私は高校生(高卒新人)で5~6人いいのを見てますよ。例えば尾崎(行雄=浪商→東映)。17歳で出てきて20勝したからね。池永(正明=下関商→西鉄)、森安(敏明=関西→東映)、大谷(翔平=花巻東→日本ハム)、松坂(大輔=横浜→西武)。ランクあげたらどうでしょう。速さなら尾崎、2番目に佐々木をあげますよ。163キロと言ってるけどね。下半身鍛えたらもっと出ますよ。3番目が大谷、4番目が松坂。大谷は5年しか(日本に)いなかったからねえ。あと3年くらいでうまくなるだろうと思っておったけどアメリカに行った。松坂は20勝を1回もしてないからね。まあ(佐々木の)ランキングはトップクラスだ。これでフォークがいい、カットボールがいいと言うからね。楽しみだね」と絶賛した。

さらに「最後にもう一つ佐々木。手が非常に大きい。手と足が大きくないと大成する人は少ないですよ」と付け加えた。張本氏は佐々木と対面の際に「右手を見せて」と自分の手と合わせ「おお~、いい手をしてる。頑張って、期待してるぞ」と声をかけていた。

このほか、広島のドラフト1位森下暢仁投手、巨人岡本和真内野手、日本ハム中田翔内野手を取材した様子も放送された。