ソフトバンクは24日、宮崎での春季キャンプを打ち上げ、中村晃選手会長の音頭で一本締めを行った。25日から3日間は、同じくキャンプ地のアイビースタジアムで練習試合3試合を行う。

工藤公康監督(56)は「若い選手が多い中、キャンプが始まり、けが人も多少はいたが大きなケガなくここまで来られた」と充実したキャンプを振り返った。一問一答は以下の通り。

-収穫と課題は

工藤監督 収穫はみんなが元気でしっかり乗り切れたこと。課題はこれからコーチらと克服できるように頑張っていきたい。

-投手、野手それぞれの印象は

工藤監督 投手についてはケガ人も出ましたが、ある程度いい調整はできた。若い人も元気があった。自信にしてこれからもいいアピールをしてもらいたい。野手も同じで自信にして、オープン戦で結果を残すことが大事。一瞬一瞬、1戦1戦を大事にしてほしい。

-新人2人が最初から最後までA組(1軍)

工藤監督 緊張感の中でキャンプに入って疲れもあっただろうけど、よく辛抱してくれた。

-キャンプMVPを挙げるなら?

工藤監督 特にはいなかった。ここからが本当に大事。どう結果を残すかでしょう。それを見極めて最終的に開幕メンバーを決めていきたい。

-開幕投手は頭の中で決まっている?

工藤監督 そこはこれからです。しっかり見て決めたい。候補は何人かいます。

-開幕まではどんな期間に

工藤監督 実戦が多くなって練習量が少なくなるが、足りない人は量を多くすることもある。まず結果を出すことが大事で開幕メンバー29人に残れるよう頑張ってもらいたい。1打席1打席、1球1球を大事にしてほしい。

-故障者が戻ってくることもある

工藤監督 戻ってくる選手が入って投げたり、打ったりすることもある。今のメンバーが全てだとなることもあるだろうし、復帰組が入ってメンバーが決まることもある。

-開幕投手はいつごろ決めたい?

工藤監督 3月に入るころには決めたい。

-今日(24日)故障していた高橋礼がブルペンで再び投げた印象は?

工藤監督 立ち投げですが7、8割くらいにはなっているんじゃないか。順調に回復していると思った。

-リハビリ組の柳田が29日の教育リーグに出場予定

工藤監督 順調に来ていると報告は受けている。スケジュールよりは少し早いペースだとも聞いてます。