楽天松井裕樹投手(24)が、打球直撃のアクシデントから中7日で復帰登板を果たした。

6回から2番手でマウンドに上がった。先頭の巨人丸を外角直球で三ゴロ、岡本をチェンジアップで二飛。パーラは歩かせたが、田中俊を三邪飛に打ち取った。最速は145キロ。「普通に投げられるというところを見てもらいたかった。問題なく投げられました」と振り返った。

7日の中日とのオープン戦で、ビシエドの打球を受け12球で降板。右手掌打撲の診断を受け、予定していた14日巨人戦の先発登板を1日ずらした。先発時の課題である立ち上がりを想定。伊藤投手チーフコーチらからの「抑えの気持ちでいったらどうだ」との助言をもとに、16球中11球で直球を選択しフルパワーで1回を投げきった。

開幕が延期となり、患部の状態を見ながらじっくりと調整を積む時間もできた。「幸い時間ができたので継続して状態を上げていきたい」と見据えた。