ソフトバンクは16日、ともに育成3年目だった尾形崇斗投手(20)、リチャード内野手(20)と支配下選手契約を結んだと発表した。背番号は尾形が「39」。リチャードは「52」に決まった。

2人はペイペイドーム内で会見し、尾形は「今の気持ちは素直に、心から喜べるうれしい気持ち。今日はその喜びを1日感じていたい」と喜びを語った。リチャードも「やっとプロ野球選手になれたという気持ち。ここから頑張りたい」と笑顔で話した。

2人は今春の宮崎キャンプで1軍にあたるA組に抜てきされた。アピールを続け、オープン戦では尾形が5試合に投げ11回を無失点。リチャードも12試合で2本塁打をマークするなど結果を残した。

2人の吉報を受け、工藤公康監督(56)は「やってきたことがみんなに認められて、支配下登録という1つの目標をクリアできたのかなと思います。また新たなスタート。今1軍で頑張っているので、最後まで1軍争いを勝ち抜いてほしい」と話した。

◆尾形崇斗(おがた・しゅうと)1999年(平11)5月15日生まれ、宮城県出身。学法石川では1年からベンチ入りし、2年秋からエース。3年の夏は福島大会8強。17年育成ドラフト1位でソフトバンクに入団。181センチ、88キロ。右投げ左打ち。

◆砂川(すながわ)リチャード 1999年(平11)6月18日生まれ、沖縄県出身。沖縄尚学から17年育成ドラフト3位で入団。2年目の昨季は3軍戦で11本塁打。今季から登録名をリチャードに変更した。189センチ、112キロ。右投げ右打ち。