京大野球部が3月31日、無期限での活動停止を決めた。新型コロナウイルス感染拡大のため、この日大学から「課外活動の自粛及び施設使用の一時停止について」との通達が出された。部室やグラウンドの使用は禁止され、大学からの要請期間は「当面」で、再開の時期も決まっていない。青木孝守監督(65)は「こればかりは、どうしようもないですね」と話した。

昨秋は関西学生リーグが発足した82年以来初の4位となり、今春はさらなる上位を目指している。だが、感染拡大の影響でオープン戦も予定されていた3分の1ほどしか消化できず、その後は対外試合自粛で練習のみ行っていたが、この日から中止となった。

京大が所属する同リーグは当初4日に予定していた開幕を18日を目標に延期したが、京大の活動停止に関係者は「何らかの影響はある」と話した。6日の臨時会議で協議するが、さらなる開幕延期の可能性が高まった。