東京新大学野球連盟は7日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今春の全てのリーグ戦と入れ替え戦を中止すると発表した。

内藤高雄会長はホームページ上で「もとよりリーグ戦及び入れ替え戦の中止という事態は、当連盟の68年に及ぶ歴史の中で初めての事態であり、積み重ねられてきた歴史の重みを考えると、大変残念な事態であります。また特に本年が学生野球最後の年である4年生のことを考えると、断腸の思いでもあります。しかしながら当連盟が最も重要視すべきことは、何よりも選手やリーグ戦運営スタッフの学生たちの命の安全と健康であると考えました」とコメントした。

緊急事態宣言が延長され、試合開催予定地の東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城の5都県は、引き続き特定警戒都道府県に指定されている。この状況では、1000人を超える連盟加盟大学の選手、スタッフが移動を行うリーグ戦の開催は難しい状況と判断した。

8月12日開幕予定の全日本大学野球選手権への出場校については、1部6校によるトーナメントの実施など、今後協議するとした。