今年の開幕を予定している北海道ベースボールリーグ(HBL)が8日、北海道・美唄(びばい)市で一部オンラインを交えた会見を行った。今年チームが動きだすレラハンクス富良野BCと美唄ブラックダイヤモンズに加え、新規として21年度から石狩市、22年度以降に砂川市の2球団が参入することを発表した。

HBLは「選手と地域のニーズのマッチング」を掲げた独立リーグで、野球を続けたい選手と、人材不足解消を期待する自治体の思いが重なり、富良野は現在17選手、美唄には14選手が在籍。住居は地域の空き家などを利用し、仕事をしながら練習に取り組んでいる。今後は<1>育成枠<2>専属選手枠<3>プロ契約枠の3つの契約形態を考えている。

HBLの出合祐太代表(36)は「北海道らしく、野球をコンテンツとして地域の活性化につなげられたら」と話す。本来は5月2日に開幕予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期。開幕日を設定できない状況が続くが、8月10日に美唄市でトライアウトを予定している。出合代表は「世の中の状況が良くなれば、地域の皆さんに元気な姿を見せたい」と船出の時を待っている。