全日本大学野球連盟は12日、オンラインで緊急理事会を開き、開幕が6月8日から8月12日に延期された全日本大学選手権について協議する。52年から始まった選手権では初となる中止も視野に入れているとみられる。

同連盟は4月2日の臨時常務理事会で延期を決定。これにより、全国の各連盟は今春リーグ戦の大幅延期が可能となった。しかし、その後も新型コロナウイルス感染拡大が止まらず、全国に緊急事態宣言が出された。野球部の活動休止が続く大学は多く、今月で緊急事態宣言が解除されても、準備期間や夏休み前のテスト期間を考えると日程消化が厳しくなっている。既に、東都、東京新大学の2連盟が通常リーグ戦を断念。選手権出場校の選出方法は、今後の協議としている。