14年8月に行われた「レジェンドシリーズ」で復刻されたのは、82年から92年までのホームユニホーム。胸の部分にオレンジ色と黄色のライン、帽子もアンダーシャツもオレンジ色とド派手な戦闘服だ。東京時代の日本ハムをイメージするカラーとして認識する30代以上のプロ野球ファンも多いのではないだろうか。

14年当時、内野守備走塁コーチ兼作戦担当だった白井一幸氏(58)は、現役時代も着用した懐かしのユニホームに22年ぶりに袖を通した。「あまり勝ったイメージはないですが、再び着て借りを返したい」と意気込んだように、着用した7試合は5勝2敗と大きく勝ち越し。同年8月29日ロッテ戦(東京ドーム)では、投手として10勝をマークしていた大谷が8号2ランを放って、10勝以上投手の同一シーズンの最多本塁打数を更新。「オレンジ&イエロー」のイメージも、また新たなものに更新された。