「おうち時間」の大作が完成した。“画伯”こと日本ハム木田優夫投手コーチ(51)が、選手、スタッフ91人の似顔絵を作成。Tシャツとして商品化し、15日午前10時から28日まで、公式オンラインストアで受注販売する。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で我慢を強いられるファンへ、とびきりのサプライズだ。札幌市内で自宅待機を強いられる中「球団から、お仕事をもらいました」と依頼を快諾。4月中旬から約2週間かけて、コツコツとミッションを完遂した。「会えない時間に、選手の表情などを思い返しながら描いた。ファンの方に楽しんでもらえたら。僕なりに一生懸命描いたので、似顔絵を見て怒らないで下さい」と苦笑いだ。

約20年前、食事に入った店内で見ず知らずの客を描きまくるという荒行で腕を磨いた。大切なのは、特徴を捉えることと「怒られることを覚悟して描く」こと。今回の大作で苦戦したのは中島で「(ノートに)10ページくらい描いたけど、まったく似てない」。部屋には失敗作が山積みになった。木田画伯の力作がプリントされたTシャツは、3サイズ展開で各3000円。似顔絵色紙のプレゼント企画もある。条件など詳細は、球団公式HPを参照。【中島宙恵】

    ◇    ◇    ◇

▽日本ハム杉谷 特徴めっちゃ捉えている。眉毛のあたり。眉毛がだいぶん離れていたので似てるのかなと思って見たら、似てました。チャームポイントでもあれば、ウイークポイントでもありますね。他の選手より売れてほしい。1万枚以上は売りたいですね。皆さん、もちろん購入していただけるんですよね?

▽日本ハム・ロドリゲス 似顔絵を描いてくれたのは、すごくうれしい。特別なプレゼント。(Tシャツは)大事にします。